KPIが多すぎると逆効果になる
「KPIを設定しよう」と思い立ち、20も30も指標を並べた結果、どれも追いきれず放置してしまう。これは中小企業でよく見られるパターンです。
重要なのは、自社の成長ステージと業種に合った指標を厳選すること。まずは10個以内に絞ることを推奨します。
全業種共通: まず押さえるべき5つ
1. 売上総利益率(粗利率)
売上からどれだけ利益が残るかの基本指標。業種平均と比較して、自社のポジションを把握しましょう。
2. 営業利益率
本業の稼ぐ力を示す指標。販管費の効率性も含めた、事業の収益性を測れます。
3. 月次キャッシュバーン
毎月いくら現金が減っているか。成長投資期であっても、この数字は常に把握しておく必要があります。
4. 売掛金回転日数(DSO)
請求書を出してから入金されるまでの平均日数。長期化はキャッシュフロー悪化の警告サインです。
5. 人件費比率
売上に対する人件費の割合。採用計画や昇給の判断材料として必須です。
業種別: プラスすべき5つ
SaaS/サブスクリプション型
- MRR(月次経常収益): 成長のベースライン
- チャーンレート: 解約率。5%以上なら早急に対策が必要
- LTV/CAC比: 顧客獲得コストに対する生涯価値。3倍以上が目安
製造業
- 稼働率: 設備の稼働状況。固定費回収の鍵
- 不良率: 品質管理の基本指標
小売・EC
- 在庫回転率: 在庫の効率性。デッドストックの早期発見に
- 顧客単価: アップセル・クロスセルの効果測定
- リピート率: 既存顧客のロイヤリティ指標
KPI設定のコツ
- 週次で確認できる粒度にする(月次だけでは遅い)
- 目標値と閾値を設定する(青 / 黄 / 赤の3段階)
- アクションに繋がる指標を選ぶ(見て終わりにしない)
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